解説の概要
・”兆”、”億”、”万”がでてくる計算を解説します。
・ 計算の順番が大切(かけ算、わり算を先にやる)
解説用の問題
7兆2000億 ÷ 900 - 40 × 850万 = ?
問題の解説
7兆2000億 ÷ 900 - 40 × 850万
まずはじめに、計算する順番を確認します。
計算の順番にはきまりがあります。「かけ算」、「わり算」を先に計算します。
そのあとに「たし算」、「ひき算」を計算します。
7兆2000億 ÷ 900 - 40 × 850万
ちなみに、かけ算とわり算はどちらを先に計算しても答えは変わりません。
例(れい)として、2×8÷4を計算してみるとわかります。
2×8÷4=16÷4=4 (2×8を先に計算)
2×8÷4=2×2=4 (8÷4を先に計算)
それでは、わり算から計算します。
7兆2000億 ÷ 900
0(ゼロ)を除いて(のぞいて)計算します。
7兆2000億 ÷ 900 ⇒ 720億 ÷ 9
↓7兆2000億から0(ゼロ)を2つ取る説明
まず、7兆の部分に注目(注目)します。7兆を億に変換(へんかん)します。1億を10000個、集めると1兆なので、7兆は70000億となります。
70000億から0(ゼロ)を2つ取って700億。残りの2000億も0(ゼロ)を2つ減らすので20億。700億と20億で720億となります。
では、720億 ÷ 9 を計算します。
720 ÷ 9 = 80 なので、それに”億”をつけて80億となります。
7兆2000億 ÷ 900 - 40 × 850万 =
80億 - 40 × 850万
次は、かけ算を計算しましょう。(ひき算とかけ算は、かけ算を先に計算するきまりです。)
80億- 40 × 850万
40 × 850万の計算ですが、
“万”と40と850の0(ゼロ)を除いて、4×85を計算します。
4×85=340
除いた0(ゼロ)、万を戻します。
340⇒34000万(これは3億4000万のことですね。)
ということで、40 × 850万 = 3億4000万です。
80億- 40 × 850万 =
80億- 3億4000万
これで、かけ算とわり算がなくなったので最後のひき算を計算しましょう。
80億- 3億4000万 = 76億6000万(答え)
筆算(ひっ算)の方法
※「億」、「万」はそのまま書いてしまう。
まとめ
7兆2000億 ÷ 900 - 40 × 850万 = (・・・まず、わり算を計算)
80億 - 40 × 850万 = (・・・そしてかけ算を計算)
80億 - 3億4000万 = (・・・最後にひき算を計算)
76億6000万 (答え)
練習問題
最後に大きい数のかけ算、わり算の問題と解答を載せておきます。
(1) 5000万 × 1000
⇒5000000万( × 1000なので0(ゼロ)を3つ、つけます。)
⇒500 0000万(右から0(ゼロ)4こ分をカタマリと考える。500 0000万⇒500億)
⇒500億(答え)
(2) 3億20万 × 1万
⇒30000億200000万(1万=10000なので0を4つ、つけます。)
⇒3 0000億200000万(右からゼロ4個(こ)分をカタマリと考える。3 0000億⇒3兆)
⇒3兆 20 0000万(右からゼロ4個(こ)分をカタマリと考える。20 0000万⇒20億)
⇒3兆20億(答え)
(3) 3兆4000億 × 24
⇒34000億 × 24(「億」だけにする。3兆は30000億。)
⇒34 × 24 を計算する。(0(ゼロ)と億を除いて計算する。)
⇒34 × 24 = 816(ひっ算で計算してもOK。)
⇒816000億(除いた0(ゼロ)3つと、「億」を戻す)
⇒81兆6000億(答え)
(4) 3000兆 ÷ 1000
⇒ ÷ 1000なので0(ゼロ)3つ取ればよい。
⇒3兆 (答え) (「兆」を戻す)
(5) 30兆 ÷ 1000
⇒ ÷ 1000なので0(ゼロ)3つ取りたいけど、30兆だから無理なので億にする。30兆⇒30 000億 (単純(たんじゅん)に0(ゼロ)を4つ、つければ「兆」から「億」になります。)
⇒30 0000億÷1000
⇒300億 (答え) (÷1000なので0(ゼロ)を3つ消しました。)
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